私の経営信条その1
- M.Maruyama
- 2018年6月28日
- 読了時間: 2分
前回の続きです。
次の勤務地である支店の業績は、良くありませんでした。
スタッフと共に大幅な業績向上により黒字転換をし、在庫を半分に減らし、不良資産を無くしました。 多大な在庫を抱えていては、資金繰りに多大なエネルギーを費やすからです。不良資産を減らし、身軽になりました。 組織として、エネルギーを利益増大に振り向けたかったのです。
しかし2年後、業務縮小の為、またもや閉鎖命令が下りました。 再び抱えた問題は、部下の再雇用です。 今度は本社と遠く離れているため社員の異動は難しく、 ほとんどの人が辞めざるをえません。
そこで、閉鎖までの数ヶ月間、業務の傍ら引き取り先を探した結果、スタッフ全員と業務を引き受けてくれる会社が見つかりました。
ほっとしましたが、私自身は会社に失望と、部下への責任を感じ、ついに退職を決意しました。 出来れば定年まで勤務しようと決めていた会社でしたので残念でした。
閉鎖されたあと、他の会社に引き取ってもらったスタッフですが、全員が辞めてしてしまいました。 理由は、次の経営者との意思疎通が良くなかったからです。 組織は、人と人との内的な要因で、いとも簡単に破たんをしてしまいます。 全員の「志」への意思統一 、一体感の弱さです。
そのような経験の中で、私が考えた会社本来の姿とは、
★社員や家族の生活を守り ★社員がその仕事にやりがいを感じ、 ★能力を最大限に発揮する場「夢を描くキャンバス」でありたい。
その結果として、会社も発展して行くのではないのか。 そんな会社を作りたいと考えたのです。
しかし、経営をしたことのない私です。どうすればよいか一所懸命考えました。その結果、シンプルなところにたどりつきました。
経営の方法3カ条です。
第1条は、『持たざる経営』です。
手形は持たないし受け取らない。借金もしない。 不動産や在庫も極力持たない経営です。
モノが少ないと、何が問題かよく見えますし、ガラス張り経営が簡単にできます。
いろいろなものを「持つ」と管理が面倒です。そのエネルギーを資金を「コアの業務」に集中させることができます。

コメント